投資理論

投資と株(株式投資)の違いとは?株式投資の特徴とメリット

投資とは

投資とは利益を見込んで「資産」に「お金を投じる」こと。

不動産や株式、金などの資産に投資することによって利益を得ようとする行為です。

投資先資産の値上がり益や配当金などによって利益を得ようということですね(損失を被ることもありますが)。

株(株式投資)とは

一方、株式投資とは「株式」に投資することで、投資における一つの方法。

株式市場に上場している企業の株式であれば簡単に売買でき、値段も日々動いています。

トヨタやアップルといった我々が知っているような大企業はほとんど売買でき、簡単に株式投資をすることができます。

株式投資の特徴

短期投資と長期投資では全く違った投資に

株式投資の特徴として面白い点は、短期と長期では全く違った投資法となる点です。

デイ・トレードなど短期で売買を繰り返す場合は、値動きを追って売買することによりギャンブル的側面が高くなる。

その一方、長期的に株式を保有していると、その値動き(株価)や配当金は企業の業績に左右される。

言い換えると長期的に企業を保有して、その利益を分配してもらうイメージですね。

短期投資では企業の業績よりも値動きを追い、長期投資では企業の業績を追う。

同じ株式投資でも短期と長期では目的も投資方法も全く違ってきます。

(長期)株式投資の特徴

長期的に株式投資をする場合、その株価は企業の業績に大きく依存するのですが…

その経営を「任せる」ことが株式投資の大きな特徴。

不動産投資でも金などの商品への投資でも、投資の主導権は自分自身にありますよね?

自身でどの不動産に投資をするか決める、といったように。

しかし、株式投資では投資先の企業における日々の経営は経営者に任せます。
(経営権を握るまでの大株主でない、一般的な個人株主なら基本的にそうなる)

株価の元になる企業業績、そのまた元になる経営を任せる・主導権を握られているというのは歯がゆく、不安なところ。

しかし、それはメリットにもなります。

(長期)株式投資のメリット

優秀な経営者に経営を任せられる

個人株主には経営の主導権はありませんが、それを裏返すとメリットにも。

世界的な大企業の経営者となると、世界トップクラスのエリートしかなれませんよね。

そういったエリートに経営を任せられ、投資をするにあたって何もしなくてもいいということは非常に大きなメリットです。

投資家は会社を経営する能力がなくとも投資できる。

企業が稼ぐ利益を享受できる。

素晴らしいですよね。

そういった素晴らしい企業をしっかりと選ばなければなりませんが、買った後は何もしなくていいんです。

利益を生む「システム」が確立すれば爆発的な成長を

不動産投資では高利回りの物件を1つ手に入れられたとしても、永続的に高利回りの物件を見つけ続けるのは難しいですよね。

しかし、企業は利益を生む「システム」さえ確立してしまえば長期間に渡って高成長することができる。

その最たる例がコカ・コーラやジョンソン・アンド・ジョンソンといった世界的企業。

何十年といった長期に渡って高成長を続けました。

いったん利益を生む「システム」さえ確立してしまえば、長期間に渡って企業は成長し、株式投資も大きな利益を手に入れられるというわけです。

世界的な富豪はほぼ株式投資家

フォーブスなどで長者番付が発表されたりしますが、ほぼ全員が結局「株式投資家」です。

ウォーレン・バフェットやビル・ゲイツ、最近ではテスラのイーロン・マスクなどが有名ですが、世界的な富豪はほぼ全員株式投資家。

自身で経営していようが、バフェットのように投資をしようが、結局は企業の株式を保有してその企業の成長とともに富を得ています。

サラリーマンでは決して到達しえない富を得ることができる。

それが株式投資家というわけです。